富山市議会 2017-06-02 平成29年6月定例会 (第2日目) 本文
皆さん御存じのとおりと思いますが、大日本帝国憲法になく日本国憲法で新たな章立てとして加わったのは、第2章のいわゆる戦争の放棄と第8章の地方自治しかありません。地方の時代と言われて久しい中、今、新たに地方創生という施策のもと、各自治体は取組みに向けて議論が活発に行われているところであります。
皆さん御存じのとおりと思いますが、大日本帝国憲法になく日本国憲法で新たな章立てとして加わったのは、第2章のいわゆる戦争の放棄と第8章の地方自治しかありません。地方の時代と言われて久しい中、今、新たに地方創生という施策のもと、各自治体は取組みに向けて議論が活発に行われているところであります。
育鵬社の公民は、戦前の大日本帝国憲法を高く評価する一方、現行憲法を敵視し、改憲へ誘導しています。歴史は育鵬社、自由社ともに侵略戦争を美化し、日本は正しい戦争を行ったとする認識を子供たちに持ち込むものです。 アジア・太平洋諸国で2,000万人以上の犠牲をもたらした日本の侵略戦争について、育鵬社は自存自衛で日本の侵略が東南アジアやインドの人々への独立の希望になったと強調しています。
103 ◯ 教育長(麻畠 裕之君) 戦前の天皇の位置づけとしては、皆様御存じのように大日本帝国憲法にあるように、天皇は国の元首として統治し、軍隊の指揮、条約の締結、戦争を始めることなどの権限を与えられた主権者とされております。 一方、戦後の天皇の位置づけとしては、日本国憲法にあるように、天皇は、日本国と日本国民統合の象徴であると書いてございます。
大日本帝国憲法のもと、地方自治はなく、市長も議会が推薦し、内務省が認可をしておりました。 マッカーサーは民主政治を普及するために、知事や市長の直接公選制は譲りませんでした。日本の官僚は、特に知事職についてはどうしても内務省時代の統制がないと日本が混乱すると考えたようです。しかし、マッカーサーは直接公選制を譲らないので、せめて直接公選後に国家公務員とするように譲歩を迫りました。
教育基本法は、戦後改革の中で、過去の反省を踏まえて大日本帝国憲法と教育勅語にかわるものとして、現行憲法と一体のものとしてつくられたものです。 戦前の教育は、教育勅語を中軸として、教育は国家と天皇のための「忠良なる臣民」を育成することを目的とし、国体への忠誠心、そして有事の際には国家のために身を捧げ、公のために尽くすことが求められました。